一般の方へGeneral

General一般の方へ

まず知ってほしい事

献眼については、年齢制限/視力などの制限はなく、特別な感染症に感染されている方以外のすべての方が行うことができます。

多くの方が、視力のある生活をできるように、ご協力ください。

角膜移植とは

角膜移植とは
  • 角膜は眼球の最前部にある黒目と呼ばれる透明な組織です。角膜の病気としては、円錐角膜・水疱性角膜変性症・ジストロフィ・外傷など様々ですが、このような病気や外傷で白く濁ってしまった角膜を透明な角膜と取り替える手術を角膜移植と言います。
  • 角膜が透明であれば、近視・遠視・乱視・老眼・年齢に関係なく献眼ができます。
  • 感染の恐れのある病気での死亡の場合は献眼できない場合があります。
  • 角膜移植の適応は角膜のみに病変がある方で、視神経に病気のある方には適応されません。
  • 角膜移植は臓器移植の一種と言えますが、拒絶反応が比較的少ないので、成功率は90%と言われています。

アイバンクとは

アイバンクとは

ドナー(角膜を提供する人)とレシピエント(角膜移植を待つ人)の架け橋の役割をするところです。
全国に54のアイバンクがあり、レシピエントの手術が円滑に行われるよう眼球の提供をしてくださるドナーの登録を行っています。

登録できる人について

  • 年齢制限はありません
  • 脳死、心臓死に関わらず提供が可能です。
  • 死後6~12時間でも提供が可能です。
  • 近視、遠視、乱視、白内障、色覚異常などでも提供可能です。
  • 登録していなくても、ご家族の承諾をいただくことにより提供は可能です。
  • 眼球の摘出後は義眼を装着しますのでお見苦しいようなことはございません。
  • 眼球の提供をする際に採血が必要になります。より安全な移植を行うために、感染症検査を実施しています。
    検査項目:HBs抗原、HCV抗体、梅毒、HIV-1,2抗体、HTLV-1抗体、HBc抗体
登録できる人について

登録方法について

STEP01

お電話でお名前とご住所をお知らせください

STEP02

アイバンクよりパンフレットと眼球提供申し込み書を送付します。

STEP03

眼球提供申込書に必要事項を記入しポストに投函してください。

STEP04

アイバンクに登録し眼球提供登録者カードをお送りします。

親族優先提供

平成22年1月17日より、親族に対し角膜を優先的に提供したいという意思表示をすることが可能になりました。

提供できる範囲

親族優先提供の範囲は1等身とする。(配偶者、子及び父母)

親族優先を希望するドナー(提供者)になるためにすること

親族優先提供を希望する旨を書面で示さなければならない。

レシピエント(待機患者)になるためにすること

ドナー(提供者)が死亡した時点において、提供を受けようとする人は、医師の診察を受けてレシピエント(待機患者)として登録されていなければならない

提供できないケース

「〇〇さんにだけ提供する」という限定する意思表示があった場合は、認められない。さらに提供そのものができなくなる。親族提供を目的とした自殺を防ぐため、自殺者からの親族提供はできない。

献眼方法について

  • 亡くなられたときにアイバンクの登録カードを所持していましたら、カードに記載されているアイバンクへご連絡ください。
  • 亡くなられたときに遺族の皆様で献眼について話し合われた結果、献眼することに至った場合はアイバンクへご連絡ください。
    ご本人が登録されていなくても献眼は可能です。
  • 亡くなられたときに日本臓器移植ネットワークが発行している臓器提供意思表示カードや眼球提供意思表示をした健康保険証や運転免許証を所持している場合でも提供は可能です。

Q&A

アイバンクに連絡するのは死後何時間以内なら献眼可能ですか?

6~12時間と言われていますが、季節や亡くなられたときの状況も関係しますので、なるべく早く連絡してください。

目を摘出する以外に何かしますか?

移植に使用していいことを確認するために若干量の採血をさせていただきます。

献眼できない場合はありますか?

いくつかの感染症(エイズ・B型肝炎・C型肝炎)により亡くなられた場合は献眼できません。

献眼したら謝礼は出ますか?

角膜提供は善意に基づく無償の提供ですので謝礼は出ませんが、厚生労働大臣から感謝状が贈呈されます。

オンライン献眼登録